動機づけ面接
■ 動機づけ面接とは・・・
世界標準となっているカウンセリング技法
「あなたにとって必要なものはあなたがすでに持っています。それを一緒に探しましょう」
William R.Milller,Ph.D.
患者さん中心に、説得しようと試みるのではなく、相手の変化の動機づけ自体にフォーカスを当てながら、選択と可能性について話し合うスタイルです。
□患者さん中心の面接スタイル
□患者さんに寄り添い、前向きな姿勢引き出す
□否定しない対話で患者さんの行動変容を促す
□自らの気付きで行動変容を起こすきっかけづくり
□その人自身が変わるための動機づけ
□コミットメントを強めるコミュニケーション
■ 歯科における動機づけ面接とは・・・
プラークコントロールを試みるも、うまくいかないことは、歯科衛生士であれば誰しも経験あることではないでしょうか。
毎日仕事が忙しくて食事代わりにチョコを度々食べている。
虫歯を繰り返す
すっぱいもの好きでやめられない
でも酸蝕症
タバコを1日20本以上。禁煙経験なし。
歯周治療を繰り返す
歯茎が血が出るのを直したいけど、歯間ブラシを使うのは面倒。
歯周炎の改善がみられない
診療現場で、色んなケースを経験されていると思います。
動機づけ面接は元々アルコール依存症の方の行動変容の研究から始まりました。アルコール依存症や喫煙、DVや自殺願望など幅広く行動変容を促す場面で様々なケースに用いられている技法です。
歯科での活用として、口腔衛生管理指導、コンサルティングなど、患者さんとの対話の中で、患者さんがなりたい自分になれるよう、患者さんの想いや価値観、またご自身の言葉で「やってみます」を引き出し、自分の健康は自分で守る意識を育ていくことが目的です。