歯科における動機づけ面接
はじめまして、DENTAL MI研究会 代表福田です。
歯科における動機づけ面接のスタディグループを立ち上げます!
「歯は残したいけれど、歯を積極的に磨かない」、「ムシ歯になりたくないけど、甘いものをやめられない」など、診療の中で、プラークコントロールなど行う上で患者さんの行動変容に頭を悩ませる歯科衛生士が後を立ちません。行動変容を促すためにどういう方法が良いのだろうか、経験値だけではなく技術として何かないものかと色々学んでいく中で「動機づけ面接」と出会いました。
動機づけ面接とは、簡単に言うと、元々アルコール依存症の研究から始まり、禁煙指導や薬物中毒、ギャンブル依存、DV、自殺願望などに悩むクライエントに対して、クライエント中心に自身がよりよい方向に選択していけるよう援助する方法です。
う蝕、歯周病も生活習慣の中から発症する疾患です。患者さんの生活の中での行動変容を患者さんが前向きな気持ちで取り組んでいただけるよう、患者さんのよい選択をしていただけるような対話ができるなら、ぜひ活用したい!と思いました。
しかし、今現在、歯科での臨床活用に関する情報があまりありません。でしたら、歯科でもわかりやすくアレンジし、臨床活用しやすい形で広めることできないかと考えました。
DMI(Dental motivational interviewing)研究会では、歯科における動機づけ面接では、動機づけ面接を歯科でより多くの歯科衛生士が診療活用できるようにするために、学びを深め、ともに学ぶ仲間とディスカッションをかさねて創り上げていきたいと思います。
これからの分野ではある思いますが、「動機づけ面接」を自分のスキルの一つにし、患者さんが能動的に自分の口腔の健康を守る意識を育てていきましょう!
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